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古(いにしえ)の道を訪ねて荒倉山

今日は田口さんブログです。

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3月23日、鳳凰山前衛の荒倉山に行ってきました。メンバーは鳳凰小屋で出会った小屋番3名です。

麓の細田オーナー宅からも見える荒倉山。ずいぶん前から道標等で存在は知っていましたが...今回初めて訪れました。


元々は泊まりで北アルプス方面を予定していましたがあいにくのお天気。特に遥々意気揚々と関西から乗り込んできた村上の気持ちを考えると...。彼とは8年近くの付き合いですが出会いは鳳凰小屋での春の小屋開け作業でした。その後は年2回程登山を共に。

(【写真】かつての鳳凰小屋の雪かき風景。すごい雪でした…)


あおとさんの車に乗り込みひたすら林道を攻めます。(※麓から登る事も出来ます)


平川峠から登山開始。かつては穴山駅から歩き始め平川峠を越え、御座石鉱泉まで丸1日歩いたそうです。往時はたくさんの登山者で賑わったであろう峠...今は静かですが、鳳凰山・地蔵岳が遠望出来ました。変わることのない景色。


峠からは歩きやすい登山道。山頂手前では八ヶ岳方面が綺麗でした。山頂は樹林に囲まれ楽しみにしていた鳳凰山の展望は無し...後で細田オーナーに聞くと山頂から少し行くと切り開かれているとか...先に教えてほしいんですけど(笑)


何はともあれのんびり里山歩きを楽しめました。あと1ヶ月で鳳凰小屋も小屋開け。僕は年に数度しか訪れませんが、また素晴らしい山景色と良き登山者の皆様にお会いするのが今から楽しみです。今年の残雪がいかほどか気になり始める今日この頃です。


             たぐち


細田オーナーと渓流釣りへ出かけました

小屋仲間の村上くんが渓流釣りブログを書いてくれたので、紹介します。

小屋開けの雪かきや、連休のヘルプに来てくれる鳳凰小屋関西支部のナイスガイです。

それではお楽しみください。

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鳳凰小屋ブログをご覧の皆様こんにちは。

初めてブログを書くことになりました。

村上です。よろしくお願いします。


タイトルにある通り先日オーナーに

釣りに連れて行ってもらいました。


早朝に集合し細田オーナー、田口くん、

村上の3人で秘密の釣り場へ。

しかし気温は-3度、雪雪雪、

道路まで雪が積もってきました。

初めの釣りスポットに遡上して

行きますが寒くて魚は釣れず。


こんな寒いから魚は出ないんじゃ…

と思っていたらオーナーが

次の場所へ行こう!と次の場所へ。


オーナーが一投するとものの数秒で

アマゴを釣りあげ

田口くんも僕も大歓声。

その後その川を遡上しながら

釣りをしました。


田口くんと僕は一匹ずつ釣れましたが

オーナーは五匹も釣りました。


全部で七匹になりました。

しかも一匹は大きなイワナ。


その後あまりにも体が冷えたので

釣りを終えました。


しかしながらオーナーの釣りのうまさ

はやはり凄かったですね。


山人の嗅覚は川でも発揮されており

どこに魚がいるかわかるんですから。


たまげました。

また暖かくなった時には

ぜひお願い致します!!


次行く時はもっと釣りたいなー

と思った村上でした!



文 村上くん

写真 田口さん


日光白根山に行ってきました(後編)

日光白根山、弥陀ヶ池ルートの2日目です。


風とスノーシャワーの一夜が明け、目を覚ませば澄んだ青空が広がっていました。風はありますが、絶好の登山日和です。


朝食をお腹に収めて、日光白根の頂きへ出発。


樹林帯は足首〜すねくらいのラッセルでしたが、

森林限界を超えると、アイゼンの刃が小気味よく刺さるようになりました。気温はマイナス10℃くらいでしょうか。

時おり風が雪のつぶてを運んで来ては右のほおに打ちつけます。その痛みに耐えながらの進軍です。


前白根山が姿を現しました(中央)。右奥には男体山、女峰山、太郎山と奥日光の名峰たち。未踏の山々をこれだけ近くに眺められるのはうれしいことです。特に尖った女峰山の山容は印象的でした。


…と、ここでルート取りを間違えてしまいました。夏道から外れて一本左の沢へ。


なかなかの傾斜の部分が出てきました。

「引き返しましょうか?」とつとむさんに声をかけると、すぐに「行きたいです」と力強い返事が返ってきたので、進むことにしました。

ピッケルをダガーポジションに持ち替え、両足ともフロントポインティング(前爪を雪面に刺し込ん)で無事突破。


ちなみに↑の写真は下山時に夏道を下っているところです。ここもなかなかの傾斜でしたが、登りで通ったルートはさらに傾斜が強く緊張感がありました。


高度感のある登りを乗り越えて山頂に到着。喜びもひとしおです。

山頂には菅沼ルートを登って来られた地元の方おひとりだけ。静かな山頂を楽しみました。


山頂には立派なエビのしっぽ。


雲の中から尾瀬の燧ヶ岳(ひうちがたけ)が姿を見せました。日光白根から見ると双耳峰の穏やかな山容です。


この日は、至仏も上州武尊も谷川もずっと雲の中でした。やはり日本海に近い山はアウトでしたね。直前で日光白根山に変更したのが見事に当たりました(*^^)v


夏道を慎重にクライムダウンして、イグルーに帰って来ました。


荷物を整えて下山すると、


リフト乗り場では、昨日ガスで見えなかった日光白根山がぼくたちを見送ってくれました。


こうして初めての日光白根山のイグルー山行は終了。イグルー泊・ラッセル・ルーファイ・アイゼンワーク・強風・好展望と、冬山の要素が短いルートの中に見事に詰まったとてもよい山でした。


ひとりで歩く山も好きですが、仲間と行く山は思わぬ刺激を受けられてよいものです。よい山よい仲間に感謝です。



アオト


日光白根山に行ってきました(前編)

3月初旬に関東の名峰、日光白根山に行ってきました。標高は2,578m。富士山と日本アルプスを除いて東日本の最高峰。

今年の2月は全然山に行けなかったので、かなり久しぶりの山行になりました。


今回の相棒はつとむさん。プロの理容師さんで山屋さんです。


日光白根山に行くことを決めたのは、当日の車の中でした。

もともとは谷川岳か上州武尊山を狙っていましたが、日本海側の天気が悪化傾向。直前になって、やや内陸に位置する日光白根山へ舵を切ることにしました。


丸沼高原スキー場からスタート。スキーヤーとボーダーの方々が入り乱れる景色の中で、山の格好はかなり目立ちます。


ガスガスで雪がちらつく中、ひたすら登ります。日光白根山は標高が高いこともあり、しっかりと雪がありました。

今年は里では積雪がほとんどありませんが、標高が高いところには例年通りかそれ以上の雪があります。

山を歩いていると、ここから下は雨でここから上は雪だったんだろうな。そんな雨と雪の境がはっきりとわかるような積もり方をしています。


途中、アイゼンをつける時に手を滑らせてしまい左手の指から流血。準備不足で不覚を取りました。


さて、冬の日光白根山は群馬側からは白根山ルートから日帰りで登るのが一般的なようです。が、この日はある計画があったので、弥陀ヶ池ルートから1泊2日で行きました。


その計画とは…


イグルー泊です。(※写真はイメージです)


実は以前にも浅間山でつとむさんとイグルー泊を試みたのですが、その時は雪が少なすぎて断念。今回はそのリベンジマッチなのです。


つとむさん指揮のもと、スノーソー(ノコギリ)とスコップを駆使すること3時間。雪のブロックを積み上げ、できたイグルーがこちら。

屋根が間に合いませんでした(泣)

壁はかなり立派なんですがね…。


仕方がないので、非常時用のテントで天井を封鎖(したことに)して、イグルーの完成です。

やや開放感にすぐれすぎている気もしますが、まあ大丈夫でしょう(笑)


この日は夕方から風が強まってきてイグルーの真価を試す絶好のチャンス。

結果、イグルー内は全くの無風でした。時間がかかりましたが、壁をきちんと作ったことが功を奏しました。

その中でつとむさんが夜なべで仕込んで来てくれたゴージャスな夕食を堪能。

つとむさんは作り終えたところで力尽き、自分はほとんど食べないうちにまどろみの中へ。長い一日でしたね。お疲れさまでした。


…つとむさんの一日は終わりましたが、あおとの一日は未だ終わらず。夜が更けていくにつれて風はさらに強まり、開放された天井部からは雪のシャワーが落ちてくるようになりました。

雪が冷たくないように寝袋の口を絞れるだけ絞って横を向き、鼻だけ外に出して眠るわたくし。


深夜0時?。バサッという大きな音とともに、大量の雪が顔に落ちて来て目を覚ましました。目を開けると天井に張っていたテントの一角が飛んで強風にはためいています。万事休す…。


でもまあ、これまでもずっと顔にスノーシャワーを浴び続けて来たわけだし、いっそ屋根が無い方がシャワーを浴びないのでは…。


と一種の錯乱状態にまどろむ私をよそに、冷静沈着なつとむさんはきちんと起きて天井を直してくれました。さすがです。


見事な雪いもむしの出来上がり。


そんなこんなで、初日は終了。今までで最もアウトドアを強く感じる外泊になりました(笑)


(後編に続く)


アオト


倖市師匠と行く渓流釣り

先日のはなちゃんに引き続き、倖市さんと渓流釣りに行って来ました。


今回のメンバーは、いつものつのさん(左)と初登場クライミング仲間のすずさん(右)です。


それでは…

いざ出陣!


どこぞの渓流にやって来ました。

倖市さんと渓流を歩く時の心得は、ズバリ

「倖市さんに置いて行かれないようにすること」です。


(The B型の)倖市さんは釣りへの集中力が高まるにつれて歩くスピードが増すので、気がつけば一人ぼっち…なんてことがよくあります。ぼくや酒井くんは置いてけぼりにされそうになった口です(笑)


この日は、渓流初心者のレディー2人がいたためか、かなり優しめの歩き方…だった気がします(当社比)。


師匠のご指導のもと、

つのさんが一匹目をゲット。おチビちゃんだったので逃がしてあげました。


この日はアマゴが多かったです。


帰宅後は倖市さんのアイデアで、

釣りたてのアマゴを油で揚げて食べることに!

天気もよく、楽しくおいしいお昼ご飯になりました。

それではまた。



アオト


塩ノ山で友人と久々の再会

先週、山仲間に誘われ、山梨県の塩ノ山に行って来ました。


塩ノ山は、甲州市の塩山(えんざん)に位置する里山。甲府盆地という海原に孤島のごとくぽっかりと浮かぶ特徴的な山です。



登山口の向獄寺(こうがくじ)に集った山仲間たち。この日のメインゲストは、タイヨーくん(中央)でした。

彼は南アルプスの難峰、蝙蝠岳(こうもりだけ)に単独で挑み、見事厳冬期に登頂を果たしたり、

また、20日間かけて「山梨県境一周一筆書き」という荒業を行った猛者(もさ)でもあります。(ヤマレコを見られる方はこちら↓)

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1649410.html


医師を目指す彼は最近忙しくて山に行けず、久々の山行。そんな彼に会おうと山仲間が集いました。


登りは.痢璽泪襯襦璽箸らハイキングで山頂を目指す隊と、▲丱螢─璽轡腑鵐襦璽(地図に無い道)を行く隊の2グループに分かれました。


ぼくはバリエーションルート隊へ。

地元のタナベさん(※)のご指導のもと、山頂直登岩稜ルートを行きます。ルートというかもはや道無き道。ものすごい急登あり…。絶対に滑ってはいけないところもあり…。踏み出す一歩に魂を乗せます。

塩ノ山でまさか命のやり取りをすることになるとは…(^^;)

(※ちなみにタナベさんは、塩ノ山をそれぞれ異なるルートから1日に3往復してトレーニングされるそうです。見事なへんた…強者さんです。)


20分ほどで無事登頂。こんな553mの低山でこんな緊張感と達成感を味わうとは思いませんでした(笑)

塩ノ山山頂からは、富士山や南アルプスが望めます。写真の白い山は、右から悪沢岳、赤石岳、聖岳。見事な眺めでした。


山頂で別働隊と合流し、記念写真。手に持っているのは、なぜか〇ポビタンDのパチもんです。

低山なれど、とっても楽しい山歩きでした。


タイヨーくん、お医者さんの修行がんば!また山で会いましょう!(^o^)/



アオト


お蕎麦の名店、長坂翁さんへ

波さんを連れて、お蕎麦の名店長坂翁さんへ行って来ました。

翁の大将は山屋さん。鳳凰小屋にも毎年登りに来てくださっています。


昨シーズンはお弟子のたかしさんと一緒に、鳳凰小屋までお蕎麦を持って来てくださったこともあって、スタッフ一同とても驚かされました(※蕎麦を山に持って来るのはとても難しいことです)。


今回もおいしいお蕎麦をご馳走様でした(^人^)また伺います。



アオト


タイから帰った男と、とんかつを食べに行く

オフシーズンに、ひと月ほどタイ国を旅していたスタッフの波さん(左手前)が凱旋帰国。


山梨に立ち寄ってくれたので、一緒に韮崎のとんかつ屋「富来亭」さんに行って来ました。

今回は煮かつ(いわゆるカツ丼。山梨ではこう言うらしい)や天重を美味しくいただきました。


今シーズンのGW営業は、倖市さん・波さん・アオトと昨年からお馴染みのメンバーです。

ニューフェイスも数人加わる予定です。楽しみにされていてください(^^)


アオト


『青い女の灯火』で尾てい骨を折る

久々のブログになります。

ずいぶんと間が空いてしまったので、昨年のことから、順を追って記事にしていきたいと思います。

さて、いきなりですが、小屋閉め直前の某日、不覚にも尾てい骨を骨折してしまったことから(;^_^A


登場人物

・サカイさん…クライミング狂の滝登り狂。

・つのさん…元気な山の母ちゃん。昨夏は南アルプス熊の平小屋勤務。

・小池さん…昨夏、週末のみで鳳凰小屋12回通勤の猛者(ちばさんに次ぐ断トツ2位)。「山がまんなか」という、うんちくとスパイスの効いたブログを書かれています。

尾てい骨骨折の原因はこの岩。台風19号で流れてきた背丈を超えるほどの大岩でした。


この岩を、小屋の手伝いに来たサカイさんが見つけ、

                   ↓

「これはボルダリングの課題が作れるぜ!」と飛びつく

                   ↓

サカイ「課題(ルート)ができました!」

つのさん「名前は『青い女の灯火』でどう?」

                   ↓

倖市さん「おい、アオト。あいつら、おもしろそうなことやってるから見てこい」

                   ↓

???「おっ、アオトさん。課題ができたんで登ってみてください。えっ、サンダル?サンダルでも大丈夫じゃないですか?」

                   ↓

案の定すべって、お尻の絶妙な箇所を打ってしまい、戦線離脱となりました。


さて、さらにあいにくなことに…

この日はちょうどスタッフちかさんの誕生日パーティー。

みんなが盛り上がる中、お尻が痛くて座っているのもつらい私はパーティーにも参加できず、寝転がるのみ。


ちなみに誕生日会はサプライズのはずでしたが、ちかさんからは「アオトさんはわかりやすいんで、ずっと前からバレてました!」とのありがたいお言葉も頂戴…。

この日のつらさは尾てい骨の痛みのためだけではなかったわけです(涙)


そんな私を見るに見かね…

張本人?のサカイさんが傍らで看取ってくれました。(それよりもサカイさん、半袖で寒くないの?)


翌日は病院に行くため、ひと足早く下山することに。サカイさんに担がれ、小池さんとつのさんに荷物を持ってもらいながらの道中。


お尻が痛かったので登りはサカイさんに担いでもらい、平らと下りは痛み止めが効いている間にがんばって下山しました。


下山後、サカイさんの車で病院まで搬送。

(小池さんとつのさんはそのまま小屋へ戻って行きました。)

診断は全治2週間以上の骨折。お医者さんによると「尾てい骨はレントゲンに写らないけど、これはたぶん折れてるよね」とのことでした。


この骨折のため、11月の週末営業は一度お休みを頂くことになり、ご迷惑をお掛けしました。以後、小屋の営業に穴を空けぬよう、気を引きしめたいと思います。


最後に小屋を閉めて下山してきたみんなと合流して打ち上げ。

個人的には前代未聞、不覚の小屋閉めとなりましたが、同時に頼れる仲間たちに大いに助けられた小屋閉めでした。



アオト


初冬の塩見岳に行って来ました


小屋仲間の田口さんと塩見岳に行って来ました。

鳥倉林道から三伏峠小屋を利用させていただいて一泊二日。今年も今のところ雪が少なく、何とかこの日程で歩いて来れました。


実は小屋閉め前の11月2日に不覚にも転んで尾てい骨を骨折してしまい、仲間に支えられつつ他のみなより1日早く下山していました。

それ以来、ずいぶんと長い養生になりまもましたが、ようやく傷も癒え、いくらか重い荷物を背負って山を歩けるようになりました。


三伏山より塩見岳


塩見小屋より塩見岳


塩見岳は南アルプスの中央に位置するため、南アルプスの北部も南部もほとんどの山を一望できました。


残念ながら鳳凰三山は農鳥岳に隠れているので、ちょうど見えません…(;^_^A 高嶺ならちょこっと見えます。


今回一番うれしかったのは、親しみ深い白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)を鳳凰三山とは反対側の面から見ることができたことでした。年始に念願の三山縦走を果たした思い入れの強い山域でもあり喜びもひとしお。

こちらからの間ノ岳・農鳥岳も重厚でいいなぁ。


山頂直下、急傾斜のトラバース


今回は雪が少なかったので、夏道通しでかなり楽をさせてもらいましたが、きちんと雪があれば塩見岳はテント泊で3泊4日以上の山。塩見小屋まで猛ラッセルを強いられ、そこから上の急傾斜ではきちんとアイゼンを使えないと危険です。ほとんどのパーティーがロープを使うようです。


そんな総合的な冬山の経験と技術が必要な山ですので、冬山登山を計画される際はくれぐれも慎重に計画を立てられてください。


ともあれ、よいお山の復帰戦となりました。同行の田口さんに感謝。やはり山はよいです。



アオト


        
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